妊娠しやすいからだづくり

冷えと不妊についてのお話

女性に多い冷え性は、秋冬の寒いシーズンだけのものではありません。夏に使用する効きすぎた冷房や冷たい飲み物も、冷えを招く要因のひとつです。また、冷えを感じる人の中には、季節を問わず年中、冷えに悩まされているという場合もありますよね。

 

冷えは単に、寒さを感じるだけではなく、体にとっても良くない変化をもたらしてしまうことを知っていましたか?

 

●慢性的な冷え性がもたらすもの

冷え性になると、血液の流れが悪くなってしまいます。

わたしたちの体が日々、正常に活動できているのは、十分な酸素や取り込んだ栄養素が元となっています。そのため、血行が悪くなることで酸素や栄養素が運ばれなくなってしまうと代謝が落ちますし、体調不良を引き起こしてしまいます。

冷えによって引き起こされる代表的な症状として、だるさや疲れ、頭痛などがよくみられます。

●不妊との関係は?

血液の流れを停滞させることは、あらゆる症状を誘発します。

妊娠という観点からみると、性機能の維持やホルモンがとても重要ですが、これらは各々を構成、分泌する細胞に十分や栄養が届いていなければ円滑に作用しません。

そのため、冷えによって子宮や卵巣に関わるような不調、例えば月経不順や排卵障害などを引き起こす可能性が高くなってしまうのです。

特に、女性は男性に比べると筋肉量が少ないので、体内で熱を作り出して循環させる力が弱いことも冷えを招く要因のひとつですし、過度なダイエットや運動不足も控えたいものです。

 

●冷え性の解消に向けて

冷え性だなと思ったら、ぜひ、それを解消するために何かしら行ってみてください。

 

まずは、最も基本となる食事について。

暑いときはジュースや冷たいものに走りがちですが、出来るだけ常温や温かいものを口にして体の中から温めるようにしましょう。

ごはんも白米にプラスアルファ、雑穀をまぜてみてはいかがでしょうか。バランスを考えて食事を作る手間が省ける上に、とても栄養価の高い食品です。

 

そして、体の新陳代謝を上げるためにちょっとした運動を心がけましょう。

ジムで汗を流す、毎朝ジョギングするなど目標を高く持つのもいいですが、一旦、挫折してしまうとなかなかもう一度やろうという気持ちにはなりにくいものです。

日頃からということを意識して、テレビを見ながら、歯を磨きながらなど、ながら運動もいいかもしれません。

 

これらのことは、不妊のためだけとは言わず、一生ものの体を作るために心がけていきたいですね。

 

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