性感染症(STD)

知っておきたい性感染症〜尖形コンジローマ

近年、急速に広がっている性感染症といえば梅毒です。ニュースなどでも取り上げられていますし、こちらのサイトでもご紹介したのですでにご存知の方も多いかもしれませんね。

梅毒は放っておくと不妊症を招いてしまいます。一方、性感染症の中には直接、不妊症と結びつくわけではありませんが、知識としておさえておきたいものもあり、今回ご紹介する尖形コンジローマもそのうちのひとつです。

尖形コンジローマは、性器や肛門を中心にイボができますが、それが膣内に及ぶこともあります。そうなってしまうと出産時、産道を通って赤ちゃんが出てくるわけですから、当然、母子感染のリスクが高まってしまいます。

●尖形コンジローマの原因
尖形コンジローマを引き起こす原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスです。ヒトパピローマウイルスには非常に多くの種類があるのですが16型、18型は子宮頸がんを引き起こすことでも知られており、子宮頸がんワクチン接種の話題も相まって、耳にされたことがあるヒトも多いのではないでしょうか。
ヒトパピローマウイスルのうち、尖形コンジローマとなるのは数種類です。

●尖形コンジローマの症状
尖形コンジローマになると、性器や肛門にイボができます。そして、これは女性だけではなく、男性にも見られる症状です。

イボが出来ると痛みを伴うようなイメージがありますが、全てがそうというわけではありません。もちろん、痛みや痒みがあるときもありますが、そうでないことも結構多いのです。

●発症までの期間
尖形コンジローマは、すぐに発症するわけではありません。
他の性感染症にもみられるように潜伏期間があり、数ヶ月、気付かないこともあります。この時期に複数の人と性交渉があれば、どの相手から感染したのかわからないこともあるでしょう。

●治療について
イボができていることがわかれば、液体窒素で凍らせたりなどして取り除きます。また、尖形コンジローマの治療薬も販売されていますので、薬を塗って治療を行うことも可能です。

いずれにしても、イボの数が増えたり、患部が広がっては治療も大変です。
気が付いたら早い段階で医療機関を受診するようにしましょう。

 

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