妊娠しやすいからだづくり

基礎体温のお話〜月経周期の正しい認識

妊娠を意識したとき、みなさんは何か準備を始めたでしょうか?

今はインターネットや書店に並ぶ本などによって、様々な情報を得ることができます。そのようなツールを使って知識を蓄えることはもちろん重要ですが、自分の身体と向き合って現状を知るということも立派な妊娠への第一歩になります。

 

今回は、その中でも最も基本的な“基礎体温”について解説していこうと思っています。

 

まず、基礎体温として記録される体温は、1日のうちいつでもいいわけではありません。朝目覚めて動き出す前の状態で測ることが基本です。そして測る位置ですが、脇下は汗をかきやすく測定値に影響を及ぼすことがあるので、口の中(正確には舌下)で測っていきます。

 

最近では、基礎体温測定用の婦人科体温計も販売されていますので、活用してもいいでしょう。

 
基礎体温2
 

毎朝、一定の時間に測定した体温は日々グラフに記入していくのですが、毎日の上下を気にしすぎることのないようにしましょう。なぜならば、よく見られるような高温期と低温期がハッキリと二層に分かれないことも少なくないからです。また、1度の月経周期だけではなく、最低でも2〜3周期ほど測定してみて初めて、ホルモンや排卵の状態が見えてくるのです。

 

月経初日を1日目とし、約14日間が低温期または卵胞期と呼ばれる期間、そして排卵後、次の月経までの期間は高温期または黄体期と呼ばれています。こちらについての詳しい説明は以前ご紹介したブログをご参照ください。

 

●卵巣と卵子についての基礎知識(5)〜卵胞期のお話
http://mimuro-cl.net/archives/81

 

●卵巣と卵子についての基礎知識(6)〜排卵から黄体期まで
http://mimuro-cl.net/archives/95

 
 

いくつかの周期に渡ってグラフを書き起こしてみた場合、自身の基礎体温の特徴が見えてきます。仮に、受精卵が着床して妊娠が成立した場合は、月経も起こらず高温期が続くことになります。それだけではなく、身体にもいろいろな変化が出てくるでしょう。

 

しかし、中には体温の上下がみられず一定の場合や、月経が起こったにも関わらず高温期が続く場合も見受けられます。
前者の場合は無排卵、後者の場合は子宮内膜症である可能性が考えられます。

 

また、高温期が極端に短かったり、この期間に体温の上下がみられる場合は黄体機能不全であることもあるので注意が必要です。

 

いずれの場合も、不妊症を招いてしまう原因となってしまいます。まだ妊娠は先のことだと放置せず、基礎体温を記録したグラフを持って早めに受診しましょう。

 
 

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