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日本における単一胚移植の導入が、周産期における臨床結果の改善をもたらすか否かという点に関し調査した論文

日本人において単一胚移植の方針が導入された結果、周産期の臨床結果に改善が認められました。単一胚移植の導入によって、いくつかの周産期の臨床結果に対し影響が認められましたが、新鮮胚移植周期と凍結融解胚移植周期においてその影響に差異が認められました。

Impact of single embryo transfer policy on perinatal outcomes in fresh and frozen cycles-analysis of the japanese Assisted Reproduction Technology registry between 2007 and 2012
Kazumi Takeshima,Seung Chik Jwa,Hidekazu Saito,Aritoshi Nakaza,Akira Kuwahara,Osamu Ishihara,Minoru Irahara,Fumiki Hirahara,Yasunori Yoshimura,Tetsuro Sakumoto
Fertil Steril.2016 Feb;105(2):337-346,e3
【文献番号】r01700 (胚移植、移植法、単一胚移植、凍結融解胚移植)

日本における単一胚移植の導入が周産期における臨床結果の改善をもたらすか否かという点に関し調査を行った。2007~2012年において日本においてARTによって妊娠22週超で出産に至った140,718名の生児出産例と510名の死産例をレビューした。評価項目は早産、低出生体重児、極低出生体重児、SGA、LGA、周産期死亡およびその他の妊娠合併症とした。単一胚移植率は2007年には52.2%であったが、2012年には82.6%へと有意な上昇が認められた。一方、多胎妊娠率は10.7%から4.1%へと有意な低下が認められた。早産率、低出生体重児出産率およびSGAの児の出産率も有意に低下したが、LGAの出産率は上昇した。

周産期死亡率は新鮮胚移植群において0.70%から0.40%へと低下したが、凍結融解胚移植群においては差異は認められなかった。2個胚以上の移植群では単一胚移植群と比較し、多胎妊娠、癒着胎盤、早期前期破水、帝王切開、早産、低出生体重児出産、SGAおよび早期新生児死亡は有意に上昇した。

単一胚移植が導入される前と比較し、単一胚移植が導入された後においては多胎妊娠率、帝王切開率、妊娠32週未満の早期早産、低出生体重児出産、極低体重出産およびSGAの児の出産は有意に低下したが、新鮮胚移植と凍結融解胚移植によってその影響に差異が認められた。

 

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