卵巣(らんそう)とは、卵子を出す器官です、一般的な機能として、卵子のもとになる卵細胞を維持・成熟させ、その後放出します。
また、卵巣はホルモンを作り出す器官であり、何種類かのホルモンが分泌されます。卵巣内の卵胞からはエストロゲンが、排卵後の黄体からはプロゲステロンおよびエストロゲンが分泌されます。これらのホルモンは、女性の体に機能的な変化を起こさせ、排卵とその後の受精、着床、妊娠といった一連の現象を引き起こすために重要です。このホルモンによる作用は生殖器を中心とした変化ですが、それ以外にも全身にわたります。
ホルモンについてはまた後日、詳しく解説をしたいと思います。
卵巣においては、胎生期から閉経期までの間に原始卵胞(卵子の素)数は大きく変化します。原始卵胞は胎生8週で60万個となり、20週では最も多くなり600万〜700万個となります。要するにお母さんの子宮内にいる時にピークになるということです。
その後は自然減少し、生まれた時には200万個、7歳で30万個、思春期には20万〜30万個と減少し、閉経前には約1000個と減少して閉経期となります。
卵子老化の話がクローズアップされていますが、人間の卵子は年齢とともに古くなるというのは、胎児の時から作り出されていないからと言えます。ちなみに男性の精子は精巣内で一生涯作り出されるので高齢でも妊娠させることが可能だと言えます。
みむろウィメンズクリニック
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