◆ゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)放出ホルモン
gonadotropin-releasing hormone (GnRH)
GnRH は 10 個のアミノ酸で構成されるペプチドホルモンです。
視床下部にある GnRH 産生細胞で産生され、下垂体門脈に律動的に分泌されます。この作用で下垂体より FSH, LH が律動的に分泌されます。
GnRHの血中半減期は2〜3分と極めて短く、この律動的に分泌された GnRH に同期して下垂体からゴナドトロピンがパルス状に分泌されます。
このパルス状分泌の間隔や振幅は年齢や月経周期の時期により異なります。
卵胞期では約1〜2時間に1回で比較的小さな振幅であるが、排卵期には頻回で振幅が大きくなります。黄体期では3〜4時間に1回と周期は長くなり、振幅も大きくなります。
◆ゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)
gonadotropin
GnRHの刺激により律動的に分泌されるゴナドトロピンは卵巣に作用し、卵胞の成熟・排卵を引き起こします。
下垂体性ゴナドトロピンには卵胞刺激ホルモン follicle stimulating hormone (FSH) と黄体化ホルモン luteinizing hormone (LH) があります。いずれも下垂体のゴナドトロピン産生細胞から分泌されます。
また、標的臓器である卵巣においては FSH レセプターは顆粒膜細胞に、 LH レセプターは莢膜細胞に存在し、それぞれのホルモンに反応して、活動を開始します。
FSHは女性の場合
●卵胞の発育
●エストロゲンの生成の促進
●月経周期のコントロール
に大きく関与します。
また卵胞刺激ホルモンは男性も分泌されており、男性の場合は
●睾丸の発育
●精子の生成の促進
に卵胞刺激ホルモンが関与しております。
みむろウィメンズクリニック
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