妊娠しやすいからだづくり

ピックアップ障害についてのお話

普段の生活の中で自然妊娠しようと思うのであれば、排卵して卵子が精子と出会うことが必要不可欠であり、この過程のどこかに支障があれば当然、妊娠することは難しくなります。

では、順調に排卵していれば問題ないのでしょうか。
決してそうではありません。
排卵した卵子は、卵管内で外部からやってきた精子と受精するわけですが、ここへ卵子が入り込むためには卵管采に吸い上げられなくてはなりません。卵管采とはあまり馴染みがないかもしれませんが、卵管の先に存在していて手のひらを広げたような形をしている部分になります。

卵子の吸い上げが上手く機能していないために不妊を招くことがあり、これをピックアップ障害と呼んでいます。

●原因は?

実際のところ、はっきりと明確にわかっているわけではありません。
ですが、ひとつの原因として卵管や卵管采の他の臓器への癒着が考えられます。癒着しているために、排卵した卵子をうまく取り込むことができないのです。

また、子宮内膜症やクラミジアによる感染も考えられる原因の一つとなります。特に、クラミジアは自覚症状に乏しく知らないうちにパートナーへ感染させてしまう可能性もあります。感染に気付かないまま進行してしまうと卵管に炎症が起こることがあり、これがピックアップ障害を引き起こしてしまうのです。

さらに、加齢による卵管采の動きの低下や卵管采の形も影響しているといわれています。

 

●妊娠するために

ピックアップ障害と診断されれば、妊娠することはできないのでしょうか。
不妊の原因がはっきりしているものに比べると、原因がはっきりと特定できないために妊娠するまで時間がかかることがあるかもしれません。
ピックアップ障害があっても卵子を取り込めることもありますし、自然妊娠が望めないわけではありません。

ですが、年齢が高くなればあるほど妊娠する確率が減ることは事実です。また、出産時に母体へかかる負担も大きくなってしまいます。
そのため、すでに不妊治療を始めた時点で年齢が高い方などは、卵子ひとつとっても非常に貴重ですので、体外受精などを視野に入れて治療方針を決めていくほうが良いでしょう。

 

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