性感染症(STD)

トリコモナス症についてのお話

性行為で感染する性感染症はいくつかありますが、今回はトリコモナス症について詳しく取り上げてみたいと思います。

 

●トリコモナス症とは?

トリコモナスという原虫の一種によって引き起こされます。トリコモナスは大きさが0.1ミリ程度と非常に小さいため、肉眼で確認することはできません。潜伏期間は通常は1ヶ月以内ですが、中には年単位で潜伏していることもあります。

 

●感染経路は?

性交渉で感染することはもちろんのこと、タオルや浴槽などからも感染するので、性交渉の有無に関わらず幅広い年代で感染する可能性があります。これは、トリコモナスが乾燥に弱い反面、水のあるところでは長く生息しているという特徴を持ち合わせているからです。


●症状は?

男性の場合は、排尿痛や尿道からの分泌物といった症状が出ることもありますが、これは少数派で自覚症状が出ないことのほうが多いです。また、感染に気づかないまま排尿時に体外へ出されることもあります。

女性についてはもう少しやっかいで、膣や子宮頸管といった性器に感染して、泡状で色のついたおりものや強烈なかゆみ、排尿障害を引き起こします。においも非常に強く、悪臭であることも特徴のひとつです。

 

●治療法は?

トリコモナス症は肉眼で確認することができませんので、顕微鏡を用いて膣や尿からの分泌物を確認します。トリコモナスが確認できれば、メトロニダゾールといわれる抗菌薬を服用して治療を行います。

 

●気になる症状があったら?

トリコモナス症は、感染したと思われる日から数日経っていれば検査可能なので、気になる症状があれば早めに受診しましょう。適切な治療を受けられれば完治させることができますが、放っておくと炎症や痒みが続くことになります。

また、トリコモナス症のやっかいなところは、せっかく女性側が治療したにも関わらず男性の自覚症状に乏しく感染に気づかないが故に、再度、パートナーを感染させてしまうこともあるということです。そのため、治療は性交渉の相手も一緒にするのが基本です。

 

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