子宮卵管造影(HSG)について

子宮卵管造影検査とは?

子宮卵管造影検査(HSG)とはエックス線に反応して白く写る造影剤というものを子宮の中に注入して、その造影剤の流れの様子を見る検査です。不妊症の検査では早期に行われるべき、大事な検査といえます。

この検査によって、子宮の中の状態(子宮の奇形や子宮内膜ポリープの有無)や卵管の閉塞の有無などがわかります。

子宮卵管造影検査では卵管が正常であれば、造影剤が細い卵管を通って腹腔内に流れ出てくるのがわかります。

卵管采の先端で造影剤がたまって袋状に見えて、造影剤が卵管采からおなかの中に流れなければその卵管は完全に閉塞していることがわかります。これが両側に見られると、精子が通れないので妊娠は不可能であり、体外受精の適応になります。

また子宮卵管造影で卵管の通過性が良くなり、妊娠するケースも良く見られるのがこの検査の良いところです。

いつ行うのか?

月経後、排卵までの間に行います。月経開始から7~10日目頃が適しています。
クラミジア抗体が陽性の場合は、治療後に行います。

どのような流れで進むのか

指定された検査時間に間に合うように来院していただきます。

診察室で排卵前の確認を超音波検査で行います。

膣内を充分に消毒し、造影剤を注入する細いカテーテルを子宮内に挿入します。

エックス線の透視で観察しながら子宮内に造影剤を注入。

撮影後消毒して終了となります。時間的には15分程度です。

副作用

検査直後に見られるもの:気分不良・血圧低下・発赤・湿疹・かゆみ・嘔気
数日後にも出現するもの:湿疹・かゆみ
まれに出現する重篤な副作用として 卵管炎・骨盤腹膜炎・脳梗塞・肺梗塞があります。

卵管造影を受けられないケース

  1. 過去に造影検査などを行って、アレルギーが出たことのある方
  2. ヨード系造影剤は甲状腺機能を抑制する可能性がありますので甲状腺機能異常(バセドウ氏病・橋本病)のある方
  3. てんかん発作のある方
  4. クラミジア抗体が陽性で未治療の方

痛みについて

卵管造影検査はとても痛いと先入観を持って来られる方が多いですが、個人差が大きいと思います。まったく痛くないと言う方もおられます。

痛みに弱い方は前もってお申し出頂ければ、痛み止めを使って検査する事も可能です。また、痛みの度合いが検査上、大事な情報源になることもあるので、悪い事ばかりではない事をご理解頂ければと思います。


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